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    兵庫県宍粟市千種町の豊かな自然に抱かれてのびのび育ったニワトリと有精卵

 
2009.12.17
普天間基地のこと〈うちの農場体験学生作文〉

 今年も一年、本当にありがとうございました。おかげさまで何とかここまでやってこれました。景気が悪いと言われる中、本当に皆様にはご愛顧いただき、感謝の念でいっぱいです。
 世間では相変わらず心痛めるニュースが氾濫しています。
 この秋に20年使ってきた14インチのテレビをとうとう地デジ対応の薄型の大きな物に買い換えました。
 「やっと我が家も世間並み???」なんて喜んで、目を見張るきれいな画面に暫く見入っていました。 「千と千尋の神隠し」のDVDがきれいでした。
 だけど、その感動も暫くすると薄れ、やはり、相変わらずのニュースと意味なく馬鹿騒ぎしている娯楽番組ばかり。
 暗いニュースは小さな画面で見ている方がまだ精神には良かったかも???

 それでも、政権交代という近年の日本にとっては、本当に大きな出来事が起こった年でした。いろいろと言われていますが、「もしあのまま自・公がやっていたら・・・」なんて思うと・・・。
 そう、新政権のさわやかなニュースをきれいな画面で見たい!! なんてそれもあって、テレビを買ったのでした。
 沖縄・普天間基地のことが連日言われます。「アメリカが怒る,辺野古に早く作れ」というあまりにも露骨なテレビの世論誘導。そうじゃない意見もアメリカ内にはあるようにも聞きますが、そんな意見は一切流されません。そんな中で、新政権もそれなりに頑張っているなあと思います。
 一つの地域にイヤなこと、極度の負担を強いて、それで平気でいられる感覚は、やはりどう考えてもおかしいです。その上で私達の繁栄が築かれているのであれば、それもやっぱり考え直すしかないように思います。
 辺野古の問題と農業問題はつながっているように思えてなりません。
 アメリカに大事なところを依存して、従属して、魂を売り渡して、甘い汁だけを吸っている。
だから、いよいよになれば、何も物が言えない。
 何の力のない一市民がこんなことをいくら思っていても何も変わらないのですが、毎日、そのニュースで心を痛めている人間も少し?はいるってどこかで知って欲しいですね。「念ずれば通ず」ってそんなことしかできないのですが・・・。

 いよいよ冬の到来でしょうか。山の頂が白くなってきました。明日から大雪なんて言われています。暖冬だったので、久々の寒さが身に沁みます。
 どうぞ、どうぞ、ご自愛下さい。

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 前号で載せた学生研修生から体験文が届きましたので載せさせていただきます。

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 今回自分の卒論で農薬を扱おうと決めてから、自分は食には興味があるけども実際に農業や畜産の現場というものを知らないなと気づき、自分の経験なしにはただの理屈しか書けないだろうなと思い今井さんのところへ体験に行かせて頂きました。
 体験して思ったことは、自分が予想以上に「キレイなもの・楽さ」に慣れていたんだなと感じました。(養鶏場の埃や鶏糞に膝をついて卵を取る事に最初は正直抵抗がありました。)有機野菜にしても、農薬を使っていないものの方が良いとはいえ虫が出てきたときはやっぱりぎょっとしました。
 でも、少しでも世話をしてみて「うわーしんどい....」って私が思うことを仕事としてされている方が実際にはおられることに感謝しなければなと感じることができましたし、食物に対してももっと有り難く感じて頂くことが出来るようになりました。
 鶏の鳴き声の違いとかその場にいないと分からないこともいっぱいあるんだなと思いました。
 でももっと長期的に時間をかけて体験してみないと本当のよさやありがたみも分からないのだろう思いました。
 現在は卒論のためにバタバタしていますが、それが終われば農業のあり方とか色々なことについてもっと考えてみようと思います。
 都会にはモノが多すぎるので、今井さんの田舎農場で感じた感覚を忘れないようにするのが難しいです。(Dさん)

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 確かに農業はしんどいですが、慣れればできます。体力のある人ない人それぞれの仕事があります。大事なことは、こういう暮らしが好きかどうかということだと思います。しんどいけどとても楽しい暮らしです。(ひ)