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    兵庫県宍粟市千種町の豊かな自然に抱かれてのびのび育ったニワトリと有精卵

 
2010.4.7
どうなる日本経済!!どうなる食料???

 先日、テレビで日本企業がどんどん外国、アジアに出て行っているというニュースをやっていました。もう現地で部品からすべて生産する。そして、逆に日本に輸出すると。
 いや、全く、日本という国はどうなっていくのでしょうね。工場も働くところもみんななくなっていく。日本だけでなく世界中どうなっていくのでしょう。
 自由貿易協定(FTA)というヤツで、インド・東南アジア域内は関税ゼロをめざすという。日本企業もそれに乗り遅れないように、域内に入って作り出す。その利益は日本に戻っては来ないという。これでは「元日本企業」というだけで外国の企業と同じですね。企業というのは、とにかく儲かればいいという分けで、社会的使命とか、モラルとかは、二の次三の次なんでしょうか。資本主義社会というのはそうでないとやっていけないものなのでしょうか。
 その流れの中で、テレビでも言ってましたが、「日本がFTAに遅れたからこうなっている、早く日本もFTAを結ぶべきだ」と,なっていくのでしょうか。
 すると、食料はますます外国から入ってきます。今、ほんとうに外国産、特に中国産などが、ますます増えてきているようです。あのギョーザ事件は一体何だったんだと、日本人の感覚を疑わざるを得ないのですが、自由貿易協定で、「食料も安く作れるところで作ってもらったらいいではないか、国産にこだわらなくてもいいではないか、国内自給でなく世界自給でいいではないか、」と。もうそうしますか・・・。
 先日、美木の引っ越しの時、コンビニ弁当を食べたのですが、あまり言えませんが、決しておいしいものではなく、こればかり食べているときっと体をこわすなあという内容でした。米以外の食材のほとんどは外国産。
 そうまでして得る自由な貿易とは、一体、誰のためなのでしょう。テレビでも日本経済が負けてしまうとさかんに言ってますが、誰の負けなのでしょう。グローバル企業の負けが日本の負けでしょうか。グローバル企業が勝っても日本の労働者はリストラされました。現地の人にとっても決してそれはいい話ではないはずです。
 私、思うのですが、日本経済が不景気なのは、はっきり言って、もう物があふれているからではないでしょうか。もう、いらない。買わなくていい。買う物がない。これが不景気の原因の大きな一つだと思うのですが違うでしょうか。
 それって、でも、いつか来る道でしょう。今、アジアが狙い目と言っても、いずれ、物があふれる時がまた来るでしょう。「それまではそこで儲ける」・・・そんな目先だけの考えはいい加減卒業すべきだと思うのですが。
 やっぱり、もう一度、地に足つけ、大地に帰って、自然に帰って、ほんとうの幸せを考える時ではないでしょうか。
 テレビのキャスターも賢そうな人なのですが(いや、きっと素晴らしく賢いのでしょう)、でも、何か取り憑かれているように感じてなりません。
 次女は今就活のまっただ中なのですが、非常に消耗しています。何かが狂っているように思えてなりません。