2012.1.7 「ひよこ」No.245 より |
「消費税の逆進性」 |
消費税について、その続きを少し。
いかに消費税とは金持ちに有利な、逆進的な税制かということを。
消費税10%で、年収300万円の人と年収1億円の人を比べたとき。
年収300万円の人はほぼ全額を消費に回します。だから、支払う消費税は30万円。つまり10%そのもの。
かたや、年収1億円の人は、しっかり使っても2000万円位でしょうか。(あとは投資や貯蓄に回ります。)支払う消費税は200万円。それは、総所得1億円から見ればナントたったの2%。つまり、所得の低い人の方が税率が高くなるという非常に富裕層に有利な税制なんです。こんなことマスコミでは言われませんね。
本来、税というのは、所得の再配分機能を持たなければいけませんが、これでは、逆に格差拡大を助長してしまい、社会の健全な発展を難しくしてしまうのではないでしょうか。 |
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